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人生ゲームの消化試合

【ポケモンGO】GOバトルリーグに思うこと シーズン1の終わりを迎えて

ポケモンGOにGOバトルリーグなる、いわゆるオンラインでのトレーナーどうしの対戦が実装されて数ヶ月経ち、シーズン1が間も無く終わりを迎えようとしている。そこで、自分がプレイしていて感じたことを書いていこうと思う。

 

まず、これまでレイド・ジム戦とは異なるトレーナー同士のバトルは実装されて1年近く経っていたけど、正直腐ってた機能だったので、オンラインでやれることで敷居が下がって競技人口を増やしたという功績は大きいと思う。ポケモンGOにプレーヤー全員がどこでも参加できる楽しみ方がひとつ増えたのである。バトルシステムがジム・レイドと異なっていたのも差別化されており良い。すなわち、活躍させられるポケモンが一気に増えた、やりがいが増えたというのが最大の功績だと思う。

それまでジム・レイドで活躍できるポケモンといえば、ジムにおいては突破が容易なため強い格闘タイプがいればよかったし、レイドにおいては伝説のポケモンカイリューバンギラスあたり(いわゆる600属)の高CPのポケモンがいればよかった。つまり、最終進化ポケモンでも、CPが2000程度しかないポケモンや、それ以下の進化前ポケモンなどは、バトルにおいて活躍の場がほとんどなかったのである。ただし、ジム戦においては実装当時は自身のチームと同色ジムでも「トレーニング」としてバトルをすることができ、低CPポケモンで戦うほどジムランクの上がり幅が大きかったので、ジム戦仕様の変更前は低CPポケモンも活躍の場はあったのである。今のジムでも、挑むほどCPは下がるため低CPポケモンでも戦えないことはないが、パーティ選択し直すのが結構めんどくさいし、そうこうしてるうちにジムポケモンのCPが回復させられる可能性も十分ある。レイド用に育てた高CPポケモンはジムにも流用できたし、しかもジムは適当にタップしててもまず負けないし、レイドは人さえ集まれば自動選択されるオススメポケモンで適当にタップしていれば勝てたのだ。だから、オンラインでどこでも誰とでも対戦出来るバトルリーグポケモンGOのバトルに幅を持たせるという意味でも良かった。

 

では、実際のリーグごとに感想を書いていこうと思う。

スーパーリーグ

GOバトルリーグ実装前まではいわゆる「コレクション」にしかならなかったポケモン達が活躍しやすいリーグ。出てくるポケモンに流行はあるものの多様性はあるため、自分の好きなポケモンが活躍できるととても嬉しい。また、CP制限が1500のため、ポケモンGO初心者〜中級者でも取っ付きやすい。強化コストも低いのが良い。勝てれば楽しい(重要)。

【ハイパーリーグ】

スーパーリーグよりCP制限は高いものの、最大CPが3000程度のポケモンくらいまでだと使い易いのでスーパーリーグだと耐久性に難ありだったポケモンも使える。結果、スーパーリーグとはまた違ったポケモンが出てくる。まあ流行ポケモンは結構いるけど。こちらもCP制限のため、CP3000以上のポケモンがいなくても参加できるので初級〜中級者でもうまくやれば(ここ重要)勝ち進める。強化コストはポケモンによってはそれなりにかかる。こちらも勝てれば楽しい(重要)。

【マスターリーグ】

「マスター」あるだけあって、そうとうポケモンGOをやり込んでいる上級者でないと勝ち進めるのが難しい。CPにモノを言わせるリーグ。伝説のポケモンくらいのが種族値がないとタイプ相性で有利でもまともに太刀打ちできないことも多い。でも、伝説のポケモンを技解放したりカンストさせたりと高コストであり初心者や中級者は面白くないリーグかもしれないが、だからこそ「マスター」なのであり、これはこれでアリかと思う。あと本家ポケモンだと伝説ポケモンや幻ポケモンはレート対戦だと確か使えない?(本家オンラインエアプ)ので今まであまり「強い」とされてこなかった伝説ポケモンが活躍したりするのもまた一興である。ただし、とにかく高CP・高い種族値が必要なのでまともに使えるポケモンの多様性は低い。

 

さて、ここからは愚痴である。ただ、僕はGOバトルリーグの実装は良かったと思えるので、決してGOバトルリーグを全面的に否定するつもりではない。あくまで個人的な感想として「どうにかならんかな(希望的観測)」という程度である。

 

・どのリーグもそのルールで強いポケモンは絞られるため、どうしても「よく見る強いポケモン」がいる。だから、「そのポケモンに強いポケモン」でないと活躍させにくい。

・すなわち、「強いポケモン」や「強いポケモンの対策ポケモン」でパーティを組まないと勝てない。好きなポケモンだけで勝てるわけではない。報酬もらえるから負けてもいいというスタンスでも、負け続ければつまらないし悔しいし、勝つほど報酬も良いからやっぱり勝てるなら勝ったほうがいい。

スーパーリーグでも活躍できないポケモンがいる。最大CPが1000以下だとやっぱり「バトル」という面では使い辛い。バトルだけがポケモンGOではないが、なんかモヤモヤする。

・強いポケモンや対策ポケモンを揃えても適当にやってて勝てるわけではない。勝ち易い上手いプレイングというのが存在するため、あまり考えず気楽にやれない。気楽に挑むと負ける。

PVPで使い易い技を覚えるポケモンじゃないと使いにくい。スペシャルアタックが1ゲージしかないポケモンはどうしても不利になる。

・初手の運要素も結構あるため、出し負け→敗北が続くと結構嫌になる。あんまり出し負けるからパーティ変更したときに限ってまた出し負ける。

・いろんなポケモンを育てようと思うとほしのすながすぐ無くなる。

・プレーヤーの大半であると思われるライト層がやるには結構面白くないことが起こりがち。

・負けるとやっぱりムカつく。

・瞬時の判断が求められるため1セット(5対戦)やるとまあまあ疲れるし意外と時間もかかる。(これが1番重要なネガティブ要素かもしれない)

・また負け続けるかもしれない、と思うと「対戦」ボタンを押すのがだんだん億劫になる。

・レートが下がるとやっぱり萎える。

・勝負なんだから弱いのが悪いので勝つための努力をしろ(厳選、砂集め、プレイングの練習)と言われれば正論ではあるものの、実生活でガッツリやり込んでいるわけではないので、そこまですんのはちとめんどくさいな、みたいになる。

・勝つための「強いポケモン」が必ずしも自分の好きなポケモンと一致しない。

 

総論:GOバトルリーグは対戦の幅を増やしポケモンGOの楽しみ方を増やした一方で、気軽にやるにはちょっと重い(僕の感想)。特にライト層ほど重く感じ易い(と思う)。

 

よくある反論として、嫌ならやるなってのがあると思う。でもこれは、好きなポケモンを活躍させたいという人に対してはあまり意味を持たない。ポケモンGOは、バトルを除けば相棒として遊ぶくらいしか実際にやれることはない。ボックス画面で鑑賞するだけである。それだけは物足りないのだ。せっかく好きなポケモンがいて、バトルというさらに「ポケモンと関われる場」があるのなら、それにも参加したくなるのが道理である。

好きなポケモン、例えばマグマラシが1番好きなポケモンだとする。マグマラシは最大CPが1500くらいしかないので、レイドで使うには弱すぎる。ソロレイドでも星1か2くらいにしか使えない(ここに活躍の場を見出すという方法もある。しかし星1・2レイドは難易度が低いため面白みには欠けるのである。)ジム戦でも、高耐久ポケモンは倒し辛い。となると、好きなポケモンだからほしのすなぶっこんで育てたいのに、バトルで使わないならほしのすなを使う意味はない、という矛盾が生じる。バトルで使わなくても自己満でカンストする人もいるだろう。でも人は人。僕はやっぱり、ポケモンはバトルで活躍させたいのだ。ここに、GOバトルリーグがあればほしのすなを使う意味も生まれるし、飴・砂を集めるためにもっとプレイしたくなるからモチベが上がるんだよな。ポケモンGOは外でてナンボのゲームだから、家にいてもすることがない。だからGOバトルリーグで活躍できるんならそこで好きなポケモンを使いたくなるのだ。

 

まあ、マグマラシは覚える技も微妙だったからリーグでもイマイチ流ポケモンに太刀打ちしきれないし(鋼・草体面でもめちゃくちゃ有利ではない)、せっかく強化したのに思ったより弱い…ってなっちゃうんだよね。相棒機能で触れ合うだけじゃなく、一緒にバトルもできるんならやっぱりしたい!でも覚える技も種族値も微妙!イマイチ活躍しない!この辺ナイアンティックならなんとかしてくれないかな…笑

 

最後に、ナイアンティックで思い出したけど、毎回のアップデートにはワクワクさせられるし、ナイアンティックのこと叩いてる人達のことはあまり好きになれない。僕はナイアンティックのスタンスもポケモンGOというゲームもポケモンというキャラクターも好きだ。だから、彼らの要求見てると、家の中からもっとできるようにしろとか、フレンドいないからいじめるなとか、ポケモンGOのコンセプトに反してる気がするんだよな。ポケモンGOは人々を外に連れ出して冒険させるゲームだし、コミュニティデイとかそうなんだけど人とのつながりを大事にして欲しいっていう狙いがあるのにな。プレイスタイルは自由だけど、なんかこうポケモンGOってそういうゲームじゃないんだよって言いたくなる。

 

めちゃ長くなったけど、以上。今回が最長の記事となった。