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トランスフォーマー 最後の騎士王(The Last Knight) 感想

去年スタジオシリーズのジェットウイングオプティマスプライムを買ってから実写TFブームがずっと自分の中で続いている。もともと好きだったけど、そういう思いが玩具を購入することで開花している、という感じ。

 

さて、本題だが、最後の騎士王を改めて見直した。3回目である。1回目はワクワクしながら劇場へ足を運んだが、「過去1番の微妙作…」というのが1回目の感想。2回目、DVDをレンタルし見直したがやはり初回の感想を拭えない。そして前回の鑑賞から1年以上経った昨日、3回目の鑑賞を敢行。感想としては「そんなに悪くないしむしろ面白いかもしれない…?」という感じである。この原因としては、

・最後の騎士王は微妙な作品であると既に体験・認識済み

・映画の予習・復習もそれなりにやってある

というのが考えられる。この後何が起きるか、なぜこのような事態になっているか、次になすべき行動といった情報が既に頭の中にあるため、比較的余裕を持って鑑賞できたからだと思う。

 

でも普通ひとつの映画を3回も鑑賞することはよほどその作品やシリーズが好きだったり定期的に地上波放送されるジブリなどの作品でない限りないと思うので、そういう意味でも本作は「1回観ただけではよくわからないし違和感がある」と(少なくとも僕に)感じさせてしまうあたり「微妙な作品」として我々に印象を持たれてしまうのは仕方ないかもしれない。

 

【本作の微妙なところ】

・マーリンの杖なる新たなアイテムが出てくるが結局争奪戦となりこれまでの作品と比較してマンネリ感が否めない。

・イザベラのくだり、というかイザベラ自体この映画のストーリーに必要なくない?

・あのレノックスがメガトロンと交渉してディセプティコンを釈放してしまう。

バンブルビー達は第二次世界大戦で暗躍していた(ちょっとその後付けは無理があるのでは…)

オプティマスの洗脳が解けるのが早すぎるしあまり意外性がない。

・終盤のオプティマスvsメガトロンがあっさり終わるしメガトロン蹴り出して終わりかよ…

・というかオートボットいっつも迫害されてんな

・(ちゃんと鑑賞すればわかるんだけど)またサイバトロン星が接近してるしダークサイドムーンと雰囲気似てる?(もちろん内容は違うんだが)

ダイノボット、せっかくいるのに全然活躍しないじゃん

オプティマスのトランスフォームシーンがない。オートボットの変身をもっと観たかった。

・ホットロッドの時間を止めるとかいう武器、ちょっとずるくないか?若干シラけた。

などなど…(めっちゃあるじゃないか…)

 

【本作の良かったところ】

・地球=ユニクロンが提示され、壮大な最終決戦を予感させる。

・クインテッサ(創造主)の登場により、トランスフォーマーという物語のオチを予感させる。

・シモンズとレノックスの再登場。

バンブルビーとホットロッドがビークルモードとロボットモード共にカッコいい。変身シーンもいい。

・サムがストーリーに絡んでくる

・終盤のイグニッションチャンバーでの戦いがめちゃくちゃ迫力ある。

オプティマス無双がカッコ良すぎる

Sting  like  a  bee

 

列挙すると良いことの方が少なく見えるけど、今回の鑑賞ではこの良かった部分が微妙な部分を上回った。

あと、イグニッションチャンバーにオプティマスが真っ先に向かったのにだいぶ経ってから1番最後に来たのは、いろんな人がツッコミ入れてるけどまさしくその通りなんだよなあ。

でも、今作は次回以降のためにストーリーの土台を作った感があるので、次回作を必ず作ってもらいたい!!

 

以上、トランスフォーマー最後の騎士王についての感想でした。