この海に居ること

人生ゲームの消化試合

ウルトラマンネクサス最終回について

先日YouTubeにて配信の最終回を迎えたウルトラマンネクサスだが、最終回の感想を一応文字として残しておこうかなという気持ちになった。今日はなんだか体調も気分もいい。花粉症の薬を飲むのをやめたのが関係しているのだろうか?

ウルトラマンネクサスを配信として1話ずつ見ていき迎えた最終回、やはり孤門隊員がエボルトラスターを手にし、「絆、ネクサス!うおおおおおお!」と変身するシーンは本当に鳥肌が立つ好きなシーンだ。しかし、配信で見る前はイッキ見をしたせいか、最終回の1話前の話「決戦フェアウェル」にて和倉隊長が孤門へ言った言葉にあまり印象が残っていなかった。満身創痍で変身、戦闘をした千樹憐が瑞生に介抱してもらっている際の和倉隊長と孤門隊員の会話である。

孤門隊員「自分は憐を見ていることしかできない」

和倉隊長「人はどんなに大切な人であっても、その人の人生を肩代わりできない。家族や恋人であってもだ。だから人は心を尽くしてその人と絆を結ぼうとする。見ていることしかできないのなら、最後まで見届けてやれ」

こんなようなことを言っていたシーンが、最終回の孤門の意識への伏線となる。孤門隊員がこれまでデュナミスト達と関わる中で間違いなく絆が育まれていた。姫矢准と関わり助け合い、西条副隊長とある種の仲間意識(絆)を育み、序盤冷徹に見えた和倉隊長を熱い男に変えさせ、そして若きデュナミスト・千樹憐を支えることとなった孤門。わずか37話であったが、ウルトラマンネクサスという作品には説得力のある多様な絆が存在している。その中心には孤門がいて、とうとうエボルトラスターを手にしたとき、孤門には「例の遺跡」を彷徨いウルトラマンと対峙する描写は無かった。尺の都合かも知れんが。しかし、これまで3人のデュナミストの変身を見てきた孤門。手にしたものが何であるか、それは説明しなくとも十分わかるはずだ。彼は瞬間、姫矢准と千樹憐の変身を思い出す。エボルトラスターの鼓動は、孤門に対し「もう、わかるよな?」と問いかけているようだ。自分が今何をなすべきかはもうわかるしそれを実行する精神力も培ってきた孤門。西条副隊長と頷き合うのが本当にこれまでの2人の関係の集大成という感じがして感無量だ。そして、「絆、ネクサス!」の言葉と共に変身する!これほどまでにアツい変身シーンがあるだろうか。本当に、本当にこのシーンが好きだ。

 

それと、ウルトラマンノアもカッコいい。これこそが孤門の「ジュネッス」なのだろうか。人々の応援を背に覚醒するウルトラマンがこんなにかっこいいものだとは…。それぞれのデュナミストと絆を結んだ孤門だからこそ出来たジュネッス→ジュネッスブルーの変身。ジュネッス形態の時はいきなり必殺技を放つというのもなかなかない演出なので最終回にふさわしい。映画ULTRAMANで舞台となり、最初のデュナミスト・真木瞬一が守った新宿で、ついにそのウルトラマンは真の力を解放し最大の敵に立ち向かう。ULTRA N プロジェクト、恐るべし。最終決戦も、1話で終わったのが、かえってダラけず良かったのかも知れない。ノアvsザギでは、ノアの声もそれまでよりも威厳ある力強い声になり、1つ1つの動作がザギを圧倒していることを示している。銀一面のボディに光る胸の赤いエナジーコアという全体のデザインもシンプルながら1番強い感じがして良い。そういえば、ザ・ネクストやネクサスの時は胸もエナジーコアは光っていなかったけど、ノアになると光るんだな。やはり真の力を解放しているという証なのか。カラータイマーがないけど、アンファンスの時同様それなのにめちゃくちゃ締まりのあるデザインだしかっこいいんだよな。

 

あと、西条副隊長がエボルトラスター出したとき、だいたいどのデュナミストもエボルトラスターは片手で柄の部分を持つのに対して、鞘の部分を片手で持っていた。なんかそこが若干違和感があった。え、そこ持つんだ、普通逆じゃない?みたいな笑。